Vista効果？

　一応、IT業界に平日は身を置く者として、IT関連ニュースはチェックしている。
　
　コンシューマPC、Vista効果薄く3月も前年割れか
　PC業界はVistaに何を期待していたのか？
　現在のPCユーザーはXPで十分に満足している事情を理解していないのではないか？と思う。
　
　一般PCユーザーのPCの使用方法はなにか？
　「インターネット」「レポート作成」「デジカメ写真の保存」「ゲーム」　
　この程度じゃないのかな？と思う。
　
　その上で今、XPからVistaへ移行しないといけない事象は何も無い。
　XPが起動しているPCである時点でそこそこの事はこなせているであろう。　
　PCの買い替え時期も確実に長くなっていると思う。
　
　また、ユーザーたちにとって、XPとVistaの画期的な違いが見えないのも　Vistaへの移行を留めさせている原因だと思う。
　自分も、XPとVistaでの大きな違い人に説明出来ないと思う。
　えっと、画像表示方法の違い、セキュリティ関連の強化、PC内検索機能の強化、起動時間の高速化、メイリオフォント、こんなもんか？意外とあったな。
　しかし、このくらいでは人に２０万もの大金を出させるには至らないだろう。
　
　Windows3.1からWindows98への変化くらい劇的なものではない。
　まぁ、あの時は、時期的にインターネットブームみたいモノも有ったり、　PCの一般化みたいなもモノあったが。
　
　そして、そこから10年弱。
　PCは一般に浸透したが、その分PCを扱える人が減っている。データ管理が出来なかったり（WindwsがmyDocumentなんてフォルダを作るのがいけない気が．．．）、OSのインストールが出来なかったり（ほとんどの人がプリインストールPCを買うため）
　この状況ではVistaはソフトウェアパッケージでは、ほぼ売れないと思う（自作ユーザがDSP版を買う程度）。
　
　
　基本的に、自分の使いたいソフトが使用しているOSでは動作しない。PCが壊れた。動作が遅くてイライラする。等の事が無い限り普通の人は買い換えないだろう。
　
　自分はなぜか２年に１回くらいの周期で買い換えている。（まぁ原因は動作に対して遅いと感じるようになるため）
　OSはWindows2000のままだったりするのだが、近々Vistaに変えようかな？と思っている。PCの買い替えとともに。
　原因は、使用したいソフトが動作しないからだ。それが無ければ多分数年後もWindows2000のままで居た気がする（笑）